μ ITRON 学習キット 100/101共通
以前購入したWindowsXPで動作しているKED-SH101,102の開発環境を、最新Verにしたいのですが入手方法を教えてください。
組込み制御技術科で使用している製品、μITRON組込学習キット及び
オプションボードをWindows7/8で使用するための開発環境に関して
以下に説明いたしましす。。
1.開発環境の変更
Windows7/8上での開発環境は、WindowsXPで利用しておりました
Cygwinではなく、仮想マシン(CentOS)となります。
仮想マシンやコンパイラ等の開発環境をまとめました新環境用の
インストールCDを配布しており、今回本CDを送付させて頂きます。
開発環境はインストールCD内の技術解説書にしたがって容易に
構築することができます。以下URLにも参考情報を載せております。
http://www.kyoei-ele.com/pdfs/2014-usermanual.pdf
2.Windows7/8で開発する場合の注意点
環境がCygwinから仮想マシン(CentOS)に変わったことにより
いくつか注意点がありますので、インストールCDにて環境構築後
以下の内容をご確認・対応ください。
(1)ヘッダファイルの定義変更
@仮想マシンとファイル共有して、ソースファイルを
修正可能な状態にしてください。
→KED-SH101技術解説書
「6.4仮想マシンとのファイル共有」をご参照ください。
A7SEGSAMPLE1フォルダにあるsample.c内の定義を以下のように
テキストエディタ等で修正してください。
<変更前>
#include "..\include\devicemap.h" // デバイス定義
#include "..\include\dispdata.h" // 表示データ定義
<変更後>
#include "devicemap.h" // デバイス定義
#include "dispdata.h" // 表示データ定義
上記手順でsample.cを修正して、"make depend"と"make"により
jsp.srecが作成されることを確認しております。
尚、7SEGSAMPLE2でも同様のことを確認しました。
3.ディレクトリの表記の違い
cygwinの環境では大丈夫でしたが、仮想環境上のLinux環境では、
ディレクトリを表す記号として"\"マークはエラーとなります。
"/"に変える事でgccエラーは出なくなります。
Windowsではフォルダは"\"で区切られますが、Linux(CentOS)はフォルダ
(ディレクトリ)は"/"が区切りとなるためです。